品質管理部の仙波です。
スマホアプリ用自動テストフレームワーク Shirates の公開について本ブログで告知します。
スマホアプリ用自動テストフレームワーク Shirates(シラテス)
弊社ではスマホアプリの開発を行なっていますが、近年は機能追加とともに膨張するリグレッションテストの効率化のため、テストの自動化を推進してきました。
その過程で独自のテストフレームワーク(コードネーム:SHIRATAMA)を作成し、使いやすさや作業効率を向上する工夫を多数盛り込みました。 妥協のない改良を続けた結果、流通している既存のテストツールにはない特徴を数多く備えた、ユニークな製品となりました。
この度、このSHIRATAMAを一般公開向けにパッケージし直し、名前をShiratesと改め、OSSとして公開します。 ライセンスはApache License 2.0です。
本製品がスマホアプリに携わる自動テストのコミュニティに貢献できるものと信じています。ぜひGitHubで入手し、使用してみてください。
公開リポジトリ
Shiratesの特徴
Shiratesの主な特徴として以下のものがあります。
テストコードの記述が容易で高機能なAPIセットの提供
テスト担当者にとって直感的で使いやすいAPIを提供します。プログラミング経験がなくてもテスト自動化エンジニアのサポートを受ければ作業可能です。
Android版とiOS版のテストコードの共通化
マッピング層(画面定義ファイル)でOS間の画面情報の差異を吸収できます。1つのテストコードでAndroid版とiOS版のアプリのテストが可能です。
手動テストと自動テストの相互運用
自動テスト結果はExcelに出力できます。人間が読むのに適したフォーマットなので、これを見ながら手動で再テストすることが容易です。また、このフォーマットで作成した手動テストのExcelファイルをインプットとして、テストコードのテンプレートを生成することができます。
スタブサーバーのテンプレート提供
テストに必要なデータを供給するためのスタブサーバーの構築を容易にするため、プロジェクトのテンプレート(部品集)を提供します。
詳細な情報はREADMEを参照ください。
活用方法
Shiratesの活用方法については今後、本ブログでご紹介していければと思います。
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